【後方プランニングとは?】目標を達成するためにまず計画を見直そう!

2020年6月17日

先日、メンタリストDaiGoさんのYoutubeで「コロナ後に成功する人の計画の立て方」という動画があげられていました。

この記事では、そのなかで出てきたキーワード【後方プランニング】という計画方法について解説しましたので、計画を立てる際に参考にしてみてください。

後方プランニングとは?

前方プランニングと後方プランニング

まずはじめに、計画方法の種類として「前方プランニング」と「後方プランニング」について説明していきます。

前方プランニングとは【目標に向かって時系列的に計画を立てる】ことを言い、
後方プランニングとは【目標から現在に向かって計画を立てる】計画方法のことを言います。

この2種類の計画方法を比較した実験結果として、アイオワ大学では「前方プランニング」よりも「後方プランニング」の方がゴール達成率を高めることを結論付けています。

2つの計画方法の具体例

前方プランニングと後方プランニングについて具体例を挙げてみましょう。

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目標:半年で6キロやせる!

このような目標を立てたとします。

その際の前方プランニングによる目標へのアプローチ

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・ダイエット開始から1カ月後の目標体重は1キロ減の〇キロ
・ダイエット開始から2カ月後の目標体重はさらに1キロ減の〇キロ

というように、ダイエット開始から順に目標を立てていきます

一方、後方プランニングによる目標へのアプローチとしては

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・ダイエット成功から1カ月前の目標体重は〇キロ
・ダイエット成功から2カ月前の目標体重は〇キロ

といったように、最終地点から現在にさかのぼって計画していくのです。

前方プランニングの落とし穴

前方プランニングのように開始時点からのタスクを順に決めてしまうと、「Aをやれていないので、つぎのタスクのBができない」という状況が発生しかねないことに加え、計画の第一歩を踏み出すのにハードルを感じてしまいがちです。

そのため、開始段階から計画遅れによる計画倒れが発生しやすいという落とし穴があるのです。

また、開始時点からタスクを順に計画することで、道筋が狭まり、ひとつの計画手段しか見えなくなってしまいがちです。そのため、目標に対するアプローチの方法を変更しづらく、計画を軌道修正できない状況に陥りかねないというデメリットがあります。

後方プランニングの効果は?

大きな目標ほど効果絶大【後方プランニング】

後方プランニングは大きな目標に対する手段として効果的だといわれています。

数日後のテスト計画のような小さな計画を立てる際には、前方プランニングでも後方プランニングでも同じ結果になるがほとんどだといいます。

一方で、「一年後に転職する」等の大きな目標に対しては、前方プランニングに比べて後方プランニングの方が、より効果を発揮しやすいという研究結果が出ているのです。

目標達成は計画方法で決まる!

日本の義務教育中に刷り込まれる計画の立て方は圧倒的に「前方プランニング」が多いですよね。

私も今まで何か目標設定をした際に、計画を立てることはあっても、計画の立て方から振り返ることはしていませんでした。(なんの疑問も持たずに前方プランニングを行っていました)

目標の種類や規模によって計画の立て方を【選択し】、より目標達成に最適な道筋を立てていきましょう。